To Avatar Course

アバター・タイムズ

意識の探究 
第18号

 

学びには、言葉による学びと、生きた学びとがあります。言葉による学びとは、ある経験を、口頭で、又は、書き記されたシンボルを使って伝えようとする努力のことです。言葉による学びは、知識を与えてくれたり、楽しかったり、やる気を与えてくれるものであったりします。言葉による学びとは、誰かの信念が表現されたものです。言葉による学びは、とても素敵なものかもしれませんが、生きた学びと混同されてはなりません。

生きた学びとは、あなたが実際に体験するものです。それは、あなたが人生の中で出会い、扱っていくもので、そのような生きた学びのおかげで、あなたは変化をとげ、さらなる経験をつみ、より賢くなるのです。生きた学びとは経験です。それは自分の記憶にとどめておくために、シンボルや音へと変換する必要がありません。それはあなたが知っていることや、<自分>を自分自身に対して定義するやり方の一部になります。

生きた学び

ハリー・パルマー

photo of Harry Palmerアバターコースとは教材に含まれる情報や練習を超えたものです。教材を全て集めてそれを徹底的に研究することもできますが、言葉を一つ一つ辞書で調べ、文章の意味を一つ一つ示したところで、アバターの本質を全く見逃してしまうことになるでしょう。

それは奇妙なことではないですか?photo of Egyptian statue

ここで一つたとえ話をしましょう。昔々、西洋に少しでも文明といえるようなものが現れるより昔に、ナイル上流では高度に進化した文明が繁栄していました。それは教師である神官たちによって統治されていた覚醒した文明でした。そこに暮らす人々は愛と慈しみにあふれ、分かち合うことに優れていました。互いの世話をしていました。世界の他の地域は未開の野蛮人のままだったというのに、彼らはどうやってこの高度に進化した状態に到達したのでしょうか?

その秘密は、ラーという神秘の学校にありました!

ラーとは本来、意識の源という意味でした。それがエジプトの神の名になったのは後になってのことです。これらの人々は文明の頂点に達していましたが、それは技術的に卓越していたからではなく、自分たちの集合意識を具体化し形作る能力を持っていたからでした。彼らは悪いことをする欲求を一切取り除いてしまうような経験を共有していました。彼らは利己的な関心事の外へ進化をとげて、より拡大した人生観を持つようになっていました。この能力を明らかにする情報や練習は秘密のパピルスの巻物に書かれていましたが、それはラーの教師である神官たちから適切な導入を受けてからのみ学ばれていました。

photo of scroll導入とは指導のための最初の準備という意味です。導入の儀式はある経験を伝えます。 その経験を得た後では、言葉はより深い気づきを引き起こし、その経験の微妙な部分を明らかにすることが可能になります。同じ言葉でも経験が無ければ、無意味となり誤った解釈へとつながるかもしれません。

導入の儀式が正しく行われれば、2つのことが達成されます:第一に習慣的に使っている視点よりもっと気づいている視点を目覚めさせること、そして第二に同じく目覚めた他の人たちと強い友情を結ぶことです。 

仲間としての愛と安全さは、妄想と偏見、不正直さと欺瞞、無礼と不正といったスピリチュアルな進化の障害を取り除く助けになります。

ある日、ナイル川の行商人が秘密のパピルスの巻物のことを知り、警備の不在に乗じてそれを盗みました。後に行商人はその巻物をナイル川下流域のファラオに売りました。その巻物の力はとても偉大だと噂されていたため、ファラオの金細工職人はその略奪された知恵を保管するため金張りの特製金庫を作りました。

王国で一番の特権階級の学者たちが巻物を研究し、その意味を議論して、様々な矛盾した解釈をファラオに提示しました。image of Ra

権力への野望を抱いていたファラオは、巻物を手に入れたことをチャンスにします。 そうした解釈がファラオを個人的に擁護する太陽の神アメン・ラーに基づく偉大な宗教の知的基盤、つまり言葉による学びとなりました。偉大な神殿と10メートルもの高さの黄金のアメン・ラー像が造られ、太陽の冠で覆われた鷹の頭を持ちがっしりした腕にはファラオの笏を抱いた神の姿が展示されました。国の幸運を守るために国民は山羊を生け贄として差し出すように命じられました。儀式では山羊の魂がアメン・ラーに捧げられ、その肉は人知れず神殿の台所へと運ばれていきました。

アメン・ラーの宗教はほとんど政治的道具以外の何物でもありませんでした。聖典はそのほとんどが、神殿のシンボルとその意味についての説明でできていました。アメン・ラーは鷹の頭をしていましたが、それは鷹が鋭い眼力で知られていたからでした。またラーは太陽の冠をしていましたが、それは太陽が始まりの象徴だからでした。笏の存在はラーとファラオが、同一ではないにしろ、少なくとも密接に結びついていたことを示していました。

image of Egyptian army新たな宗教という名の下、王国は強力な軍隊を募り、太陽の神であるラーを最高の神として受け入れようとしない近隣国に宣戦布告がなされました。実際にはファラオは近隣の部族から税金を課して、それをアメン・ラーへの捧げものの義務だと偽装していただけでした。ついにはファラオは自らの力を確固たるものにすべく、自分はアメン・ラーのこの世での生まれ変わりだと主張するようになりました。オシリスやアテンといったもっと古くからあった神々の神殿は、破壊されるかアメン・ラーに奉納し直されるかしました。 

権力のこうした厳しい現実が魂の神秘という皮をかぶり、千年以上もの間エジプトを統治することになります。

ところで秘密の巻物は間違った場所に置かれ、金庫に使われていた金張りは、神なるファラオであるアメン・ラーを称える多くの像の1つの足の爪へと加工し直されました。そして宝石の数々はワイン商人たちの懐に収まっていったのでした。

ですからスピリチュアルな手順のための準備がきちんとできていないとこうなるのです。正直な分かち合いと導入によって誠実さが目覚めていないと、人は新たな情報を自分の習慣的な意図や考えの枠組みの中で解釈するのです。変容する代わりに、自らの偏見を言葉による学びにを使って後押しするのです。image of mind-labyrinth

人は心が持つ自分を囚われにする力を過小評価しています。もし人が情報を整理し決断するために使っている習慣的枠組みの中で覚醒することが可能なら、皆が覚醒しているはずです。外からの指導は一切必要ないでしょう。

 

アバターコースの話

photo of Avatar studentsアバター教材は何を教えるものですか?

1. 意図的に生き、創造する能力
2. 悪を行う欲求を一掃する知識
3. 恐れることなく死と向き合う力


 

並外れた瞬間 

親愛なるハリー

今回も、私はこれらの道具に驚嘆しています。たった今「名札付け練習その2」がおわったところですが、自分が他人に貼っていた名札によって引き起こしていた苦痛に気づきました。私は自分を痛みと苦しみという牢獄に囚われにしていて、自分の道を明確に感じられずにいました。 あなたが言っていたことは知っていて、それを何度も読んでもいました:愛と慈しみは美徳です。しかしこの練習によって明確になったことは驚きです。私は自分が創りだしてきた苦しみや、価値判断によって他人への愛や優しさ、そして慈しみを控えることで生み出した苦痛や病を悔いています。  

これからは美徳を実践し、目標と整合していきます。注意を目標に向け、他人に慈しみの気持ちを送ります。あなたが創りだしてくださったものに深く感謝をしています。心からどうもありがとう。 –G.G.


この教材は本当に素晴らしいもので、意識や気づきを理解したり、これらの領域でどうしたら自由に機能できるのか理解したいと思っている人に欠かせない情報です。私が思いつく限り、自分にそして他人に与えられる最高の贈り物です。そしてそれは楽しいのです!

これらの教材を使うことで、特に秘密と隠された意図、創造リスト、そして多くの素晴らしいランダウンの数々のおかげで、私は意識の高いモードに、より安定的なシフトをすることができただけでなく、自然で流麗なやり方でより幸せになり、より他人とつながり、よりありのままで、より真実の存在になり、覚醒した星の文明ともっとずっと整合するようになりました。

私はハリー、アヴラ、トレーナーの皆さん、そしてスターズエッジのサポートチームの皆さんをとても賞賛しています。フレー! –R.S.


親愛なるハリー

私は10才です。ニュージーランドからメルボルンにやって来て、アバターコースの第二部を終えたところです。私はこれまで自分の問題を押さえつけてきましたが、今では問題を押しのけるのではなく解決することを学びました。「全ては大丈夫」のDVDは私のお気に入りです。私はアバターの人たちと同じぐらい素敵な世の中に暮らしたいです。 –E.D.A.


親愛なるハリー、アヴラ、そしてマイケン

ジーロングのインターナショナル・コースで誠実さのミニコースを終えた後、私は皆さんと喜びの瞬間を分かち合いたいと思いました。

ついに、私はついに、幸福と自由への道とは自分そして他人に正直になることなのだと理解しました。自分の不正直さを一掃することで、私は真実の存在になった感じで、自由な気分になり、再び人生に対してワクワクしています。

私は再び癌を経験しているのですが、誠実さのミニコースの最後に「慈しみ練習」があるので私は最初にそれを癌のために、そして次に自分の身体に行いました。

この練習を癌のために行うことで、私は癌に対してとても深い慈しみを感じました。それはもはや征服や抵抗すべき敵ではなくなりました。(抵抗するものは持続します) 次に私は「慈しみ練習」を身体のために行いましたが、同じく私はそれに対する深い慈しみを感じました。全ての怒りや非難や批判がなくなり、身体の持つ治癒能力の素晴らしさに対するに畏敬の念へと変わりました。

毎日が恩恵であり、私にとって最も大切なのは覚醒した星の文明に貢献できるためのスピリチュアルな広がりです。奉仕をとは今の瞬間取り組むべき贈り物であることに今気づきました。 ありがとう、ありがとう、ありがとう。 –R.B.


photo of girl with butterfly

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アバターでは皆が勝利をおさめます。アバターになる一人一人が集合意識をより大きな寛容さと理解の方向へとシフトさせます。アバターで自分を助けることが、同時に皆を助けることになるのです。 – ハリー・パルマー

 

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